声帯って鍛えられるの?

声帯の大きさで声の高さが分けられることは分かりました。
では、太さや長さの違いで声の高さが決まるのならば、
ボイストレーニング(ボイトレ)をしても
音域は広がらないのでしょうか?

ここで、再度輪ゴムでイメージしてみましょう。
「声帯の仕組みと音域の関係」と同様に、
太い輪ゴムと細い輪ゴムを用意して下さい。

太い輪ゴムをもっと引っ張って弾くと、
引っ張る前より高い音が出ますね。
引っ張れば引っ張っただけ、高い音が出ます。
最初は固いゴムでも、何度も伸縮を続けていると、
柔らかく伸び易くなります。

ゴムの場合は伸びきったり切れたりしてしまいますが、
幸い、声帯はもっと優秀で、伸縮を繰り返すと、
筋肉のように、より強く丈夫な声帯になります。

勿論、無理な伸ばし方をすると声帯を痛めてしまうので、
ボイストレーニング(ボイトレ)で
丁寧にゆっくり鍛える必要はあります。

ただ、太い輪ゴムは引っ張れば引っ張っただけ固くなり、
弾くのが難しくなりますね。
声帯でいうと、それを振動させるだけでの、
鋭く支えのある息を送らなければならないということです。

つまり、声帯を鍛えるということは、
呼吸もセットで鍛えなければならないということです。

ところで、低い声はボイストレーニング(ボイトレ)で
さらに低い声が出るようになるのでしょうか?
細い輪ゴムをいくら緩めても、太い輪ゴムと同じような音は出ません。
しかも、緩めすぎるとゴムがたるんで、うまく振動しません。
声帯でいうと、息もれしてしまい声にならなくなるので、
低音を広げるのは限度があると言われています。

ただ、年月とともに声帯も変化するので、
私の周りの年配の女性方からは、
「年齢とともに低音が出易くなった」という話も聞きます。
でも、いずれにせよボイストレーニング(ボイトレ)で
低音を広げる事は、なかなか難しいようですね。

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