One more time, One more chance(山崎まさよし)

1997年1月22日に発売された山崎まさよしさん5枚目のシングルです。
映画「月とキャベツ」の主題歌として起用され、ロングヒットを記録。
そして、この曲の素晴らしさに感動した監督が別の作品で使われた曲でも
構わないから主題歌にしたいというアプローチから、「秒速5センチメートル」の
主題歌にも起用されました。

失恋した切ない感情を、街の風景や季節の移り変わりで表現し
聞き手に感動を与える名曲です。

この曲を上手に歌いあげるポイントは声量の調整にあります。

例えば歌い出しの「これ以上何を失えば」ですが
「これ以上」と「何を失」と「えば」の3分割で考え、
最初はささやくような歌声で入り「これ以上」の言葉の間に
少しずつ声量をあげていき、「何を失」でピークをむかえ
「えば」でまたささやくような歌声に戻る。

そして「心は許されるの」の「心は許さ」は声量を少しあげ
「れるの」でまたささやくような歌声に戻る。

「One more time, One more chance」には
このようなテクニックが多様されています。

「One more chance」で始まるBメロでは
「季節ようつろわないで」と「ふざけあった時間よ」の部分を
一言ひとこと丁寧に聞き手に届けるように歌うといいでしょう。
(「記憶に足をとられて」と「次の場所を選べない」も同様です)

「いつでも探してしまう」から始まるサビの部分でも
声量のバランスを意識しながら一言ひとこと丁寧に歌ってください。
あまり大きな声量で歌いすぎないくらいがこの曲の雰囲気を再現できます。

「夏の思い出がまわる」で始まるCメロが
この曲の中では一番大きな声量を使う部分です。
最後のサビに盛り上がりをつなげる重要な部分なので
ここで初めて感情を表に出して歌えばいい感じになります。

そして最後のサビの繰り返しは、フレーズを繰り返すごとに
少しずつ感情の高鳴りを表現するために声量をあげていき、
「命が繰り返すならば 何度も君のもとへ」でピークを迎える
イメージで歌いあげてください。

この曲はキーもそれほど高くないですし、比較的簡単な
ボイストレーニング(ボイトレ)の技術しか使われていないので
初心者にはおすすめの曲です。
ぜひチャレンジしてみてください!

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