They Long to Be Close to You(The Capenters)

(They Long to Be)Close to You邦題「遥かなる影」は、
バード・バカラックとハル・デヴィッドが作った楽曲で、
さまざまなアーティストがカバーしています。

特に1970年にカーペンターズがリチャード・カーペンターの
編曲で歌ったことにより知名度が上がり、
今も人気の高い曲です。

マスターできるといろいろな場面で歌えるので
レパートリーの一つとしては最適です。
今回はカーペンターズのヴァージョンを参考にしていきましょう。

この曲はカーペンターズの編曲の中でもキーが低いため、
ボイストレーニング(ボイトレ)を始めたばかりの方には
無理せず声が出せて良い練習となるのではないでしょうか。

ただし低音部分がよほどしっかりしていないと擦れたり、
上ずってしまいますので油断大敵です。
またシンプルそうでもリズムが跳ねており、
(付点がついている)合わせることが難しい曲です。
ボイストレーニング(ボイトレ)の中でも基礎である
低音やリズムをしっかり身につけていきましょう。

まず低音ではのどをリラックスし大きく開く必要があります。
その際にたくさん呼吸を流し胸を共鳴させてあげることを意識的にしてみてください。
ただし呼吸が多くなりすぎて、ただの擦れ声にならないように注意しましょう。
それらを歌でよく意識し、深みのあるキレイな低音を目指してください。

次にリズムですが、付点の部分はしっかり1拍目の音を強調して
アクセントを置くイメージをしてみてください。
そうすると自然と2拍目が弱くなります。

それをBメロのように同じリズムが連続する場所で実践してみましょう。
ジェットコースターの1回転のように円を描くように感じませんか?
付点部分ではこの円をイメージして歌ってください。
1拍目がずれないように注意するとリズムが安定しますし、
アクセントを置くことによって抑揚がでて単調になりにくくなります。
ぜひ試してみてください。

また当然ですが、英語の曲です。
発音良く歌うということも大切です。
英語の曲は日本語に比べ1単語に複数の
母音が入っていることがよくあります。
そこでも抑揚が生まれやすくなります。
同じ「ア」「オ」でも少しずつ発音が違うものがありますので、
舌や唇の動かし方をよく研究し、使い分けてみてください。

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