涙そうそう(夏川りみ)

1998年の森山良子さんのアルバム「TIME IS LONELY」に収録され、
夏川りみさんがカバーされたことで知名度が上がりました。
今回は夏川りみさんの歌を参考にしたいと思います。

シンプルなメロディーとリズムなのでボイストレーニング(ボイトレ)を
始めたばかりの人には良い練習となるのではないでしょうか。
ただしシンプルな曲ほど歌い上げるのは難しくなりますので、
長い間歌ってこられている方も細かいところまで
注意を払って歌い上げてみてください。

この曲はキーが高めでテンポもゆったりしているので
ブレスのコントロールが必要になってきます。
特にBメロからはブレスが少なくロングトーンが続きます。
リラックスをしてあまり呼吸が抜けすぎていても持たず、
高音をファルセットで続けるとたくさん呼吸を使うので苦しい、
といった状況になりますのでまずはゆっくりしっかり
呼吸を深く吸うように準備してみてください。
歌詞や譜面にブレスのマークを書いてしっかり意識すると良いでしょう。

高音域はファルセットでも良いのですが、出来れば芯のある地声(ミックスボイス)を
習得すると伸びやかでさらに良くなります。

ミックスボイスはボイストレーニング(ボイトレ)の時に練習するかと思うのですが、
ここで1つ紹介しておきます。
例えばまずこの「涙そうそう」を最初から最後までファルセットで歌ってみてください。
以外に中低音域は地声とあまり変わらない音色になりませんか?
そしてもちろん高音域は空気がたくさん入ったファルセットらしい音色になるのですが、
声が抜けないようにしっかり響かせて歌うように練習してください。
それを何回も練習してだいぶ慣れたころに地声に戻して歌ってみましょう。
すると高音域の地声にファルセットの息も混じり、リラックスの出来た地声が出しやすくなっています。
ぜひ試してみてください
(もちろん日々のボイストレーニング(ボイトレ)でも鍛錬が必要です。)

構成ではシンプルで同じフレーズが続くので単調になりがちです。
伴奏が少なくなるところはもちろん声のトーンも落として、
盛り上がるところは盛り上がってと伴奏に合わせて歌うと良いのですが、
例えば「寂しくて 恋しくて」の同じメロディーを、違う表現で歌ったり、
「古いアルバム」等の部分はわざとファルセットに裏返したりして
曲に1スパイス入れてみるのもいいですよ。

シンプルに歌いこなせる人はもっと表情が出る歌い方を
ボイストレーニング(ボイトレ)を積んで研究してみてくださいね。

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