子音の分類3 摩擦音

続いては摩擦音です。これは、息が舌や歯、唇で狭くなった部分を
出て行くときに出る音なので、鋭さが感じられるかと思います。

発音記号で言うと
[無声音:⏀、s、ʃ、ç 、h 有声音:w、z、ʒ、j]という音になります。

これらは、破裂音や鼻音と違い、唇を開いたまま息を出します。
それでも、これだけ数があるということは、
子音の中でも最も舌の細かい作業が必要となる音であるともいえます。

一番シンプルなのは、唇の先を窄めて無声音を出すだけの音、「フ(⏀)」という音です。
この音を聞くと「f」を思い浮かべるかもしれませんが、
「f」の本来の音は下唇を軽く噛んでから鋭く出す音なので、
日本語には本来使われていません。

使われていないが故に、意識をしない為、
英語の発音が苦手な方が多くなってしまう原因の一つでもありますね。

他にも、無声音を通過させるだけの音というと、
「s」という音ができます。
唇の力はさっきより抜いて、歯を閉じ、
その歯の隙間を通す音です。

「⏀」も「s」も息の出し方に差は無く、
唇や歯の使い方をちょっと変えるだけで、
全く違う音になってしまうのですから、
おもしろいですね。

そして、例えば「s」のまま有声音にしたものが「z」となります。
声を出すか出さないかでも、違う発音になります。
逆に言うと、これだけ意識をしないと、
区別がつかなくなるともいえますね。滑舌が苦手な人に特に多いのは、
この摩擦音が苦手なパターンかもしれません。
こちらも、もっと具体的なボイストレーニング(ボイトレ)方法を
別項目で掘り下げてみましょう。

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