メトロノーム変わりに曲を聴く
歌でのボイストレーニング(ボイトレ)は、
実際に歌う為に曲を用いることは多いと思いますが、
ここでは、ちょっと違った使い方を紹介したいと思います。
生演奏の音源は、リズムが早くなったり遅くなったり
ということがありますが、最近の売られている曲は、
基本的に機械でリズムがキープされているので、一定です。
これを利用して、普段のボイストレーニング(ボイトレ)で
メトロノームに頼る部分に代用してみてはいかがでしょうか。
ボイストレーニング(ボイトレ)では、様々な発声練習をしますが、
声を出さないブレスコントロールの練習に、曲を用いてみるのも良いですね。
息を、一定の時間吐いたり止めたりという練習がありますが、
その時に、メトロノーム代わりに曲を使うという使い方です。
メトロノームの単調な音とは違い、様々な音やリズムが聞こえてきますから、
楽しみながらトレーニングをすることができ、長時間やっても飽きないですよ。
時にはバラードのゆったりテンポ、またある時はロックで早いテンポなど、
曲の数だけ、違ったトレーニングになります。
他にも、ストレッチの時に曲のテンポに合わせて
カウントするという使い方も出来ますね。
また、楽曲の場合、単に「1,2,3,4」というカウントだけでなく、
その中でさらに細かいリズムを刻んでいたりするので、
リズムの流れを感じやすくなり、メトロノームより安定する人が多いです。
その時の気分に合わせて、曲を変えることもできますし、
特に、発声練習に飽きやすい人や、
長く続かない人は是非やってみて欲しいと思います。
もちろん、逆に歌の練習を音源ではなく、
メトロノームだけを頼りに歌ってみるというのも、トレーニングになります。
いつもと違うことをすることで、いつもとは違う発見があったり、
同じボイストレーニング(ボイトレ)の練習が新鮮な気持ちでできたりしますので、
気分転換も兼ねて、やってみてくださいね。