音痴だと音感が無いの?

歌うために必要な声以外の「その他の要素」が、
どのように声に影響するのかを、見てみましょう。

まずここでは、「音感」です。音感とは、呼んで字の如く
「音を感じる」力、「音に対する感覚」です。

アーティストの楽曲を聴いて、
カラオケで歌えるようになるのも、この能力がなせる業ですね。

「音痴」という言葉がありますが、
これは、音感の中でも、特に「音程を感じる力」が
劣っている時に使われます。

よく「自分は音痴だから、歌が苦手です。」
と言ってレッスンに来る方が多いですが、
私は、本当に極度の音痴な方には、
ほとんど出会ったことがありません。

それは、実は言葉を喋るのにも音感が必要だからです。
例えば人に物を尋ねる時、「~ですか?」と言う時には、
大抵語尾を上げますよね。
方言によって、違う場合もあるいと思いますが、
同じ方言を使う方同士なら、
やはり同じような語尾の使い方になると思います。

他には、例えば男性が女性の声を真似る時は、
自然に声を高めたり裏声にしたりしませんか?
逆に、女性が男性の声を真似る時には、
声を低くしたりしますよね。

このように、音を上げたり下げたりするのは、
そのように耳で聞こえていて、
その通りに出そうとしているからです。
この、「耳で聞こえた音を出す力」が、音感になります。

では、普通に喋ることはできるのに、
歌で音程を取るのが苦手な方は、
何が原因なのでしょうか。

それは、単純に音楽を聴くことに慣れていないだけなのです。
子供の頃から楽器や歌に触れてる方は、
自然に必要な音を聞き取る能力が育っています。
もしそれでも苦手な方は、
後は自分の声を聞くことに慣れると良いでしょう。

子供の頃からそういう環境にいなかった方は、
すぐに必要な音を取れるようにはなりにくいかもしれませんが、
訓練次第で音が聞き取れ、
自分で出せるようにちゃんとなりますよ。

そのために、ボイストレーニング(ボイトレ)があるというのも、
覚えておいて欲しいですね。

体験レッスン実施中!

  • マンツーマンレッスン
  • 仲間と一緒にレッスン
  • ボイストレーニング(ボイトレ)のGLIDE SLOPE
  • サイトマップ
  • 00
  • 01
  • 02
  • 03