カラオケ発展とボイストレーニング（ボイトレ）への関心

ボイストレーニング（ボイトレ）は、
まだまだ世間ではあまり知られていません。
でも、最近になって関心を持つ人が増えてきているのは確かです。

このボイストレーニング（ボイトレ）への
関心が強まった要因の一つに、カラオケボックスの浸透が
関係しているのでは、と私は思います。

カラオケは元々、スナックや居酒屋、
ホテルの宴会場等に多く置かれてました。
つまり、基本的には、お酒の席での
余興の一つとしてカラオケがあったんですね。

その為、カラオケ利用者はもっぱら年配の方が多く、
曲目も演歌が多かったようです。

お酒で気分が良くなった状態で歌うので、
歌唱力を求めることも少なかったようですね。

'80年代半ばから、余興の一つではなく、
カラオケを主体に楽しむカラオケボックスというものが誕生しました。

これにより、お酒を飲めない若い世代にも親しまれるようになり、
カラオケが一気に流行りました。

また、少人数で歌えるということもあり、
人前で歌うことに抵抗のあった人も、気軽に行きやすくなりました。

となると、曲目も若い世代の歌う曲が増えるので、
より様々な曲を歌いたくなり、又、お酒が入っていない状態で歌うので、
冷静に声や曲を分析するようになり、
より完成度を求めるようになったんだと思われます。

完成度を求め始めると、当然、自分の出来ない部分が気になりますよね。
それをなんとかしてくれるものを探した時、
元々歌手や俳優が、一般的に知られる前から触れていた
ボイストレーニング（ボイトレ）に関心を持ったんではないかと思います。