有声音と無声音

子音の説明をする前に、「有声音(ゆうせいおん)」と
「無声音(むせいおん)」について説明しておきましょう。
ここを理解しておくと後の子音の説明が分かりやすくなると思います。

「有声音」「無声音」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
「有声音」とは読んで字の如く「声が有る音」です。
つまり、出してる声は基本、「有声音」になります。
なぜわざわざ名前が付いているかというと、
「無声音」という言葉があるからです。

「無声音」とは、「声が無い音」なので、
例えば「ハ(ha)」の「h」という音や、
「(ki)」の「k」という音のことを言います。
これらの音には声はありません。
その音の後に「a」や「i」などの声のある音、
つまり「有声音」をセットにすることで、
声にして使っています。

「h」や「k」の音が何の音かというと、息の通る音になります。
ということは、声帯を使った音が「有声音」、
声帯を使わずに息だけをどこかに当てたり
鋭くしたりして出した音が「無声音」ということになりますね。

では、実感してみましょう。
のどぼとけに手を当てて、「s――――」と息を出してください。
あくまで「s」の音だけです。
この時、声帯は振動していないので、
手にも振動は伝わらないと思います。
では、そのまま「s」に「u」をくっつけて「ス(su)―――」と
声に出してみましょう。すると声帯が振動するので、
手にも振動が伝わると思います。

「s」だけが無声音で「ス(su)」は有声音です。
母音は全て有声音ですが、子音は無声音を多様することで、
様々な音を作り出します。

もちろん、子音のなかにも有声音はありますが、
この違いが、子音の分類に大きく関わってきますので、
ボイストレーニング(ボイトレ)という意味でも
普段の言葉の中で意識してみてください。

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