子音の分類1 破裂音

さて、息の使い方で子音が分類されることが分かったので、
各々の違いを具体的にみてみましょう。

破裂音とは、唇や舌の先・舌の真ん中などで、
一度せきとめられた息が、出ようとしてせき止めた部分を
突き破っていくときの音のことを言います。

発音記号で言うと
[無声音:p、t、k 有声音b、d、g]のような音です。

例えば、「p」という音は、唇で息を一度せき止めて、
息の力で唇を通過させた時に出る音です。
実際に「p」という音を出しながら感じてみて下さい。
ちなみに、同じ方法で声にした時が「b」という音になると思います。
同じ方法ですが、無声音で出す時と
有声音で出す時とでは音が変わるということです。

「p」という音は出してみると勢いがあるのがわかりますでしょうか。
これをボイストレーニング(ボイトレ)に利用することがよくあります。
「(pa)パパパパパ・・・」のように連続で声に出すと、
意外と唇が疲れると思います。

息を一回一回せき止めなければならないので、
自然と唇周りの筋肉を使うのです。
また、「b」という音は、「p」よりも出しやすい感じがすると思います。
これは、息だけでなく、有声音にすることで、
自然に息が流れてくれるので、唇だけに頼る必要がいからです。

でも、滑舌の視点からいうと、これも良いトレーニングになります。
どうするかというと、今度は「(ba)バババババ・・・」と連続で出してみてください。
しっかり声にしないとだんだん「(pa)パパパパパ・・・」と 変化してしまいそうになりませんか。

これは、声帯を息で振動させ続けないといけないので、
自然と発声のトレーニングになりますよ。
ちなみに、「(ta)タタタタタ・・・」と「(da)ダダダダダ・・・」
にも似たようなことが言えます。
破裂音は唇や舌の筋肉をトレーニングするのに便利な音ですので、
もっと具体的なボイストレーニング(ボイトレ)方法を別項目でご紹介しましょう。

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