滑舌は息の出口で決まる!?

前項で、発音を表記するというのをやりましたが、
そもそも、なんで滑舌の悪い人の中には、
他の人と違う音を発してしまう人がいるのでしょうか。

その前にまず、違う音を発していることに気付いたら、第一歩です。
この違うという判断。意外と難しいんです。
当たり前のように使っている言葉に違和感を持つというのは、
なかなか出来ないことですね。

でも、「滑舌を直したい」と思っているということは、
「自分は滑舌が悪いな」と感じているということなので、
何かしら違和感は感じている筈ですね。

この違和感を放っておかず分析することが、
滑舌を直す次の一歩となります。

では、話を戻しましょう。滑舌の悪い人は、
なぜ他の人と違う発音をしてしまうのでしょうか。
一つには、息の出方が関係していると思います。
滑舌の悪い人の中には、息が舌の両サイドから漏れて発音している人がいます。
この状態で、例えば「チ(chi)」と言うと、
「キ(ki)」のように聞こえてしまうのです。
これは、主にアゴや舌に力が入ったまま
発音している場合が多いです。

こういう人でも、「チャ(cha)」「チュ(chu)」「チョ(cho)」
は言える場合が多いです。
何が違うのでしょうか。
「チ(chi)」は「タ行」ですが、「タチツテト」をアルファベットで表記すると
「ta、chi、tsu、te、to」となりますね。
「チ」は「ti」ではなく「chi」が正しい発音ということです。
でも、滑舌の悪い人は「t」のイメージで発音してしまうようです。

そうすると、息が舌の横から漏れて「キ」のように聞こえてしまいますね。
これは日本語の落とし穴です。
子音の区別の仕方が、他の言語と違う為に
このようなことが起こるのでは、と私は思います。
改めて、日本語の音を感じてみて下さい。
そうすることで、特別なボイストレーニング(ボイトレ)をしなくても
滑舌を自分でも直せる部分が出てくると思いますよ。

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