濁音・半濁音の発音
ここからは濁音・半濁音の発音に触れてみましょう。
ボイストレーニング(ボイトレ)で歌が上手くなるのにも
非常に重要なので頑張りましょうね♪
濁音とは、「゛」がついた音、半濁音とは「゜」がついた音のことですね。
通常、日本語では「カ行」と「ガ行」は
セットになっていることが多いですが、
ここでは発音についてなので、あえて区別をしましょう。
でも、実は発音の種類で言うと、
そんなに違いは無かったりするんですけどね。
例えば、「カ(ka)」と「ガ(ga)」をそれぞれ発声してみてください。
声にする寸前まではどちらも口の中の構えは同じになりませんか?
どちらも、舌の根元の方を上アゴにつけて息をせき止めますよね。
違いは何かというと、「k」と「g」は発する時に
無声音か有声音かの違いだけなのです。
その為、発音の種類で言うと、どちらも破裂音になります。
(場合により鼻濁音になります。次項参照)
他の「サ(sa)・ザ(za)」行、「タ(ta)・ダ(da)」行も同じです。
どちらも、無声音の「s」「t」を発音する状態から、
有声音を発すると「z」「d」という音になります。
ただ、「ハ(ha)」行だけは違います。
「h」の発音は無声音の摩擦音ですが、
「バ(ba)」の「b」は有声音の破裂音、「パ(pa)」の
「p」は無声音の破裂音になります。
発音する時に、そういう違いを区別して発音する人は
なかなかいないと思うので、
普段無意識に使っていると思いますが、
この違いを発音の種類と照らし合わせながら意識してみることで、
キレイな発音にすることができ
ボイストレーニング(ボイトレ)の効果もあがりますよ。
では次項から、残りの濁音・半濁音の一つ一つの音を
整理して説明していきましょう。