「ガ行」の発音
「ガ行」は「ｇ」の音から始まりますね。
基本、「ガラス」や「学校（ガッコウ）」のような時に
発音の種類は破裂音になりますが、「～が」と使う場合には
鼻濁音になるのが正しい使い方です。
とはいえ、最近あまり言われないので、
使いながら違いを感じている人もなかなかいないと思います。
日本語の声楽や合唱の曲では、区別して指導したりする場面もありますが
ポップスやロックの歌では区別する人も少ないように感じます。
なので「ガ行」を意識してボイストレーニング(ボイトレ)をすると
他の人に一歩差をつけられるかもしれません！
破裂音の「ガ」は「ｋ」同様、舌の根元あたりで息をせき止め、
そこを息が突き破るときに出た音です。
「ｋ」と違うのは無声音ではなく、有声音だということですね。
有声音であるが故に、息をせき止めたまま声を出すと
「ン～～～」とハミングのようになるので、
そのまま開くと鼻濁音の「～が」となるわけですね。
「～が」と使う場合には、「が」の前までに声を出している状態になるので、
鼻濁音にした方が、言葉が滑らかに話しやすいのです。
逆に、単語に使われる破裂音の「ガ」は、聞こえ方が鋭いので、
単語にアクセントやインパクトがつけやすいんです。
ちなみに、本来鼻濁音になる部分を破裂音で発音しようとすると、
どうなるのでしょうか。やってみたらわかると思いますが、
なんとも話しにくいです。
ちょっとひっかかったような話し方にもなるので、
余計に滑舌の悪い人みたいになってしまうので、
普段の生活からうまく鼻濁音の「が」を使いこなして、
滑らかに話すように心がけボイストレーニング(ボイトレ)
の効果を上げましょう。
