お酒を飲んだ時の声
お酒は喉に良くないという話はしましたが、飲んだ時の声が普段より
良く出てる感じがするのは実際どうなんでしょうか?
お酒(アルコール)は喉だけでなく、まず何より脳に影響を与えます。
脳の働きを麻痺させるのです。
脳が麻痺すると、考える力が鈍ったり、
体を思うように動かせなくなったりします。
だから飲酒運転は危険なんですね。
これを歌に置き換えてみましょう。
まず、考える力が鈍ると、
リズムや音程に意識が行きにくくなります。
そして、体がうまく動かせないというのは、
口や耳などの繊細な部分にも影響するということですので、
スムーズに言葉が言えなくなったり、
カラオケをうまく聞き取れなくなったりします。
そうして感覚的にも身体的にもムリをして声を出すと、
何より声帯に影響を与えてしまうのです。
とはいえ、人間には治癒能力がありますから、
一回ムリをしたからといって、
二度と歌えなくなるなんてことは滅多に無いとは思いますが、
無理を続ければありえる話です。
せっかくボイストレーニング(ボイトレ)を行っていても
歌えなくなってしまったら意味がないですので注意してください。
そして、少なからず次の日の声には影響を与えるので、
声を出さなきゃならない日の前日はやはり避けたいですね。