歌う為の声

声を使う職業はいくつもありますが、
ここでは歌い手の目線で声と向き合ってみましょう。

歌い手は、ボイストレーニング(ボイトレ)を積み
高い声や低い声、大きな声や小さな声、
地声や裏声、叫ぶような声、吐息混じりの声、等、
実に様々な声を使こなせるようになっています。

それでいて、やはり完成度を高めるためには、
同じ音程や同じ響きなど、
いつも思った通りの同じ声を使います。

あるいは、同じ曲をアレンジして、
音程は同じだけどリズムや歌い方を変える等、
状況に応じて柔軟に声の使い分けをします。

これを声のことをよく知らずに歌ってしまうと、
高い声を出そうとして、ただのどを締め付けたり、
小さい声を出そうとして、ただ飲み込んで発声してしまったり、
叫ぶような声で、本当にただ叫んでしまったりと、
声を出す上で、できればやって欲しくないことの
オンパレードになってしまうのです。

そうすると、のどを痛めたり声がかすれたりしてしまいます。
歌う為の声作りは、そういう様々な声を想定して柔軟に
使えるように鍛えていって欲しいですね。

そして更に、歌に必要なのは、
そうやって"鍛えられた声"はもちろんのこと、
その他に、音感やリズム感・表現力・響き・・・等々、
色んな要素が必要となってきます。

実は、この「声以外のその他の要素」が原因で、
うまく歌えなかったり、声を壊すこともあるのです。
せっかく発声では良い声なのに、
歌になると、どうしてうまく出ないんだろう…
という方に、とても多いです。

どのような影響かは、また別の機会にお話しましょう。
なんにせよ、ボイストレーニング(ボイトレ)をよく理解し
歌を歌うということは、
ただ声を出すのではなく、音程やリズム、
表現や響きをうまく使いこなして、
気持ちよく声に出すということですので、
より多くの方に、そのような気持ちで歌を楽しんで
頂けたらなと思います。

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